
東日本大震災から15年。この教訓を未来に繋ぐため、新型コロナウイルス感染拡大を機に発足した「オンライン防災」は3月8日(日)13:00より「オンライン防災2026ライブサミット~ことだまをさがして~」をYouTubeライブにて開催する。
同サミットは、災害の記憶を風化させないため、そして「自分と大切な人のいのちを守る」行動を広げるために実施。
参加無料で、全国どこからでも視聴可能。後日アーカイブ配信を予定しており、詳細は公式サイトに掲載中だ。
防災とは「よりよく生きようとする再生力」の営み

東日本大震災含め災害の現場で生まれたのは、とっさの判断だった。迷う時間のない中での一歩が、命を分けた。しかし、オンライン防災が見つめたいのは、その瞬間だけではない。
15年という時間の中で、関係性を結び直し、事業を立て直し、日常の中に防災を自然に織り込みながら歩み続けてきた人たちがいる。防災とは、危機への備えだけではなく、困難を経てもなお、よりよく生きようとする「再生力」の営みだ。
オンライン防災2026ライブサミットは、単に防災を学ぶ場ではない。「大切な人を守る判断」を、自分の言葉で静かに考える時間だ。同サミットを主催するオンライン防災は、被災地メンバー中心のコミュニティ。「いのちの会話をもっと身近に」を理念に、防災を“自分ごと”として捉える社会の醸成を目指して活動している。
今回のサミットで、まだ防災の入口に立っていない人にも、関心はあるけれど一歩が重い人にも、各地から届く「ことだま」が、そっと希望を手渡すことを願っているという。
サミットを通して「あの日と未来をつなぐ言葉」を探す
災害時に人を支えるのは、備蓄や知識だけではない。避難の途中でかけられた一言、決断を後押しした声、地域を再生へ導いた言葉なども支えとなる。
同サミットは、東日本大震災から15年という節目に、「あの日と未来をつなぐ言葉」を探す時間。各地域からのメッセージを通じて、過去と未来をつなぐ「ことだま」を共有する。

開始時刻は13:00で、エンディングは15:30。MCはオンライン防災代表でありフリーアナウンサーの黒田典子氏と、内閣府(防災)避難支援担当の黒濱綾子氏が務める。
今回は語り部、経営者、防災アドバイザー、ホテル女将らが、岩手・福島・宮城・大分をつなぎ、「あの日の奇跡」と「自分で自分のいのちを守る」「愛する人を守る」ための言葉を届ける。
2021年から毎年続くこのオンラインイベントは、毎回延べ1,000人超の視聴者を集めている。
プログラムとスケジュールの内容・詳細

13:05スタートの最初のプログラムは「【いわて】つなげるチカラ」。フリーランス語り部の菊池のどか氏が登場する。同氏は、釜石東中学校3年生として震災を経験。避難途中に小学生の手を握りながら言葉をかけた。
同氏は語ることに違和感を抱き一度防災から離れた後、再び語り部へ。子どもが大人になって紡ぐ「ことだま」を届ける。

13:40からは「【ふくしま】つなげたチカラ」と題して、起業家の池本篤氏が登場。津波被災、原発事故による操業不能という未曾有の危機で新人8割の組織を率い、V字回復を実現。聞き手に岡村智樹氏を迎えて、「防災を経営と日常にどう組み込むか」を被災当事者として語る。

14:20からのプログラム「【おおいた】つなぐチカラ」には、大分県防災アドバイザーの姫野松男氏が登場。聞き手に渋谷香奈氏を迎えて、大規模住宅火災の現場支援を通して見えた避難所のリアルを通して、火災という「もっとも身近な災害」を問い直す。

同サミット最後のプログラム、15:00からの「【みやぎ】つながるチカラ」で語るのは、南三陸ホテル観洋女将の阿部憲子氏。震災直後、約600人を受け入れたホテル経営者だ。三度の津波を経験した父から受け継いだ教えや命を救った螺旋階段の決断など、語り部活動でつないできた15年を、聞き手の飯田浩人氏を交え、振り返り語る。
オンライン防災2026ライブサミットにおすすめの人
同サミットは、防災を『自分ごと』として考えたいすべての人、被災地の現在の声を聞いて未来への教訓を学びたい人、大切な家族を守りたい保護者や地域コミュニティリーダーなどにおすすめ。
また、震災を知らない世代へ教訓を伝えたい教育関係者や学生、震災から15年経ち改めて防災意識をアップデートしたい人にもおすすめだ。
「オンライン防災2026ライブサミット~ことだまをさがして~」で、防災について改めて考えよう。
オンライン防災公式YouTube:https://www.youtube.com/@onlinebousai
オンライン防災公式サイト:https://onlinebousai.com/2026
(佐藤 ひより)